酵素の大きな特徴の1つとして、『熱に弱い』ということが挙げられます。酵素を補給するためには、生の野菜や果物を食べなくてはいけないと言われているのは、そのような理由からです。具体的にどれくらいの温度になると活動しなくなるのかを以下に掲載します。
■酵素が失活する温度と時間の関係
- 温度・・・時間
- 48度・・・2時間
- 50度・・・20分
- 53度・・・2分
参考書籍:酵素の謎-なぜ病気を防ぎ、寿命を延ばすのか
ちなみに『失活』とは、活動をしなくなる状態のことです。つまり、53度を超えてしまうと、たったの2分で活動をしない状態になります。そのため、生で食べることが重要になってくるんですね。
さて、ここで考えていただきたいのが『市販の酵素ドリンク』についてです。それらには本当に酵素が含まれているのでしょうか?
市販の酵素液は加熱処理がされている
結論からお伝えすると、市販の酵素液には『酵素』はほとんど含まれていません。
その理由は、清涼飲料水を出荷するためには、必ず加熱処理をしなくてはいけないからです。これは日本の法律で決まっていることで例外はありません。
そして、その加熱時間は『85度で30分間(pH4.0以上の場合)』です。先ほどの酵素が失活する時間と温度の関係をご覧いただければお分かりいただけるかと思いますが、ほとんど酵素が不活性状態であることが容易に想像できます。
以上のことから、酵素液を飲んでも『酵素』を摂取できないということをご理解いただけたはずです。
当サイトで何度もお伝えしてるように、酵素ドリンクというのは、酵素を摂取するのものではなくて、体内の酵素を無駄にすることなく栄養をしっかり補給することができるものなんですね。その点をきちんと理解して摂取するようにしてくださいね。
念のためにお伝えしておきますが、私は酵素ドリンクの存在を否定しているわけではありません。液体なので、消化するときにも内臓に負担をかけない上に、数十種類からものによっては100種類以上の野菜や果物を素材として活用している点については高く評価できるドリンクです。
そのような理由から置き換えダイエットやプチ断食に使うのでしたら、現時点では最高のアイテムだと考えています。私自身がいまだに月1回酵素ドリンクを使ってプチ断食をしていることからも、それが本当だということをわかっていただけるはずです。
ですので、あなたも市販の酵素ドリンクをうまくダイエットに活用すれば効果的に痩せることができるはずですよ。当サイトでも私がこれまでに飲んでドリンクのレビューと感想を掲載していますので、よろしければそちらも参考にしていただければ嬉しいです^^
当サイトでも現在人気となっている2本の酵素ドリンクについて、私が書いたレビューを掲載しておきますので、よろしければご覧ください。
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